美術や歴史に詳しい方なら知っているストーリーなのかもしれませんが、
どっちも素人なので、はじめて聞く話で興味深い🙂
1500年頃、街の権力者と、教会の力が、
ゴタゴタしていた時期のボローニャですが、
この時期に、
ミケランジェロに依頼されたブロンズ像が、
実はボローニャの聖ペトローニオ大聖堂の正面に飾られていました✨
でも、わすが数年だけ!
ミケランジェロ唯一のブロンズ像と言われていたものですが、
(昨年末に、ケンブリッジ大学の研究で新たにミケランジェロ作とされるブロンズ像が発見されています)、
残念ながら、実物は残っていません。
ポープ司祭さんが、自分の力を見せるために、自分の像を飾ったのだけど、
数年して戻ってきた街の権力者ベンティヴォーリョが気に入らないということで、取り去ってしまったわけです😆
溶かされて、別のものになったそうです。
苦労して作ったミケランジェロとしても、
また、それが今見られないのは、
とても残念ですよね。
ストーリーだけで、どんなものだったかは、何も残っていないらしいです。
https://www.thedailybeast.com/the-michelangelo-sculpture-that-was-sold-for-scrap?ref=scroll&fbclid=IwAR2vzDGI8G1vOJlIu73DYkWPXGG_fG8wrGCZjrqZMUD4TDD4Yzjx_d_WM_s
ミケランジェロの手紙が残っているそうで、そこに書いてある話では、
ミケランジェロは、ブロンズ像を3つ作ったそうです。
ケンブリッジにあるものが2体のペアなので、これを二つを数えると、聖ペトローニオのブロンズ像と、これで、すべてということになります。
もし2体を1セットとすると、あとどこかに、もう一体、ミケランジェロのブランズ像があることになりますね。
時期的には、ケンブリッジの作品は、この聖ペトローニオのものより小さくて、テスト段階として、作ったものなのかとも考えられます。
また、
ボローニャに残っているミケランジェロの作品は、
聖ドメニコ教会にあって、三つの小さな像。
これは、ブロンズ像ではなくて、石のもの。
教会に入ると、誰でも見られます。
入って、右側にある一つの豪華なチャペル、チャペルの右手前入口のところに、
説明と写真のパネルがあって、
そこにミケランジェロの名前がさらっと書いてあったりします。
私は、はじめ知らないで、この説明を見たときに、別人のミケランジェロかと思ってました笑