
ニッキングと、豊かな音色の相関は低い🧐
いろんなオルガン、パイプを見て、
弾いて、聴いて
感じるのは、
ルネサンスのパイプ特有な、色合い豊かな音色かどうかの尺度と、
ニッキングの関係はあんまり高くない、
ということ❗️
後世に加工されたもので、古いオリジナルには無かった、
見かけから分かりやすいし、
古いパイプの特徴のように思う人もいるかもしれない
でも実際に弾いてみると、
ニッキングが残ったままでも、
ルネサンスの美しい音色のするパイプはゴロゴロある✨
豊かな音色は、ニッキングの有無から来るわけではないのです
一つはパイプの重さですよね
あと新しいパイプほど、表面がツルツル、な気も。
あと歌口の構造なのかなー?!
歌口が明らかに高く切られたものは、オリジナルの音色が失われてますが、
それだけでもないのかも
なので、
修復の際に、
無理に手を加えてニッキングを取ろうとするより、
あんまり触らない方が、
オリジナルの音色が残る気がします🤔
なぜ古いパイプはこんなに豊かに響くのか、その謎がまだ明確でないならば、
余計な手を加えるのはリスクです
トライするなら、すでに加工されて、音色が失われてしまったものを直すのから、トライすると良いよね。
もちろん、
ニッキングを良しとするわけではなく、
これはこれで別の特徴、発音の瞬間の特徴を作るものなのだと思ってます。
パイプオルガン イタリア