パルマのオルガンを、いろいろ見に行ってきました!!
まずは、
アンテニャーティのパイプが残っているという、
聖マリア・ステッカータ教会

演奏台は、二つあって、
バルコニーは古い方のオルガンのみ、
電気式の新しい演奏台は、後ろにある新しいオルガンと両方に繋がってて、4段鍵盤!
私の興味はもちろんバルコニーの古い方ですが、
箱はバロック、
コンディションはあまり良いわけでなく、何か曲が弾けるという感じではなく(低いファがずっと鳴りっぱなし)、残念。
修復後に、また来たいと思います

バルコニーに上がる古い階段の通路は、メールロがいたころからのオリジナルです

広めで登りやすい!
向かいのバルコニーは、二段になってて、上が合唱、下が楽器だそうです
当時は、Duomoよりも沢山の音楽家が働いていた!!という素晴らしい歴史的な教会です



音響は、オルガン弾いててバルコニーからは聴きとり易いというわけではないけど、下から聴くと教会によく広がっているのを感じます

こういうタイプの音響の教会はボローニャにも多い気がします。
Organi
Santa Maria della Steccata – Parma
















さて、
二つ目!!
Duomoドゥオーモのオルガン
セラッシオルガンです
これは、私にはかなり新しいオルガンなので、
教会の音響を知りたくて、弾かせてもらいました





あら、鍵盤の写真を撮ってないですが、二段でした
弾くたびに、内部で二回?ずつカチカチ音がしてて、なんだか変な状態でしたが、
曲が弾ける状態ではあって、司教さんが来るミサで弾かれているそうです

(普段のミサは、もう一つの奥にある新しいオルガン)





オルガンの裏には、いろいろサインが残ってます箱は随分新しくなってて、まるでお部屋のような快適さ

昔のオルガンの扉(絵画)は、4枚残ってて、奥の方の壁に設置されてます。1枚だけ写真撮ってみました。
教会の本、オルガンの本が売られているので、
そこに全部載ってます。
教会を出たすぐ右の売店は閉まってたりしますが、広場の右奥に、小さな博物館があり、そこの入り口でも、本が買えます。
非常に美しい教会です



Duomo Parma
Serassi organ
三つ目は、
San Sepolcro
セポルクロのオルガンは、小さいながら豪華な装飾!






でもオルガンはとても新しいかんじです
音響が分かりやすいので、学生さんなどの練習に良さそうな環境です
が、オルガンの音色はシンプルで、あまり色合いがなく、残念。
最後、こちらは、見るだけでしたが、
San Giovanni evangelista
サンジョバンニ。


8枚目のバロックなオルガンは、なんかパイプ変だなと思ったら、フェイクだそうです。
こちらも現代に大掛かりな改修がされている古くないオルガンです
パルマは、裕福だったのですね

どのオルガンも19世期以降に大きな修復をされてしまってて、古いものは残ってないです

サンジョバンニ教会は、一見扉が閉まっていて、入れない?風に見えますが、扉を押すと開いてる!!
という教会でした。
たぶん前回来たとき、閉まっていると思ったけど、開いてんですね笑
パルマいろいろ学んできました


