
アレッツォのカテドラル





アレッツォのカテドラル、ルネサンスのオルガンを弾いてきました



少し複雑な歴史のオルガンなんですが、
1534-36年のオルガンを、再建したルネサンスオルガンだそうで

鍵盤とかは全部新しく、たぶん風箱とか内部の木製も新しいはずですが、
一部のパイプや、ケースは古いので、
見かけは、古い感じ



そして、16フィート

演奏台を見たときは、やはり、
がっかりしましたが

スタイルは、ルネサンスオルガン!
聖ペトローニオの二台のオルガンのちょうど中間みたいな鍵盤です。
パイプの音色は、ルネサンスでも全然なく、、、
モダンなものより安定感はあるものの、
フルートもバロックほどの音色すらないような。
やはりよくあるように、principaleよりottava のが音色が古い感じがします。
調律もミーントーンでもない。
ただ、やはり弾き手の影響は受けるようで、
聞いてた人によると、
私が弾いてたときの方がルネサンスらしい雰囲気だったそうです。
(私のあとに、コンサート準備で来てたドイツ系のオルガニストさんが弾いてた)
鍵盤はかなり固く、ルネサンスの軽いものを速く弾くのは、難関。。
カテドラルは広いので、遅めに弾く方が良さそうでもありました。
ただ、バルコニーが重い石造り、そして高さが高い!
ので、弾いてて、大聖堂の内部の空気を感じるのは、またまた難しい

また風圧は、
高めなのかなーーって気がしました。
個人的に、新しい直感を得たのは、
古い音色の特徴は無いけれど、
現代に作られたパイプよりはパワーがあるというか、安定感があるというか、
その辺りは同じことではないんだなと。
現代に作られているオルガンの、素っ気なさは、
色合いだけでなく、鳴りにくいパワフルさ安定感の不足もあるじゃないかな〜
オルガニストも、教会の方々も、
快くオルガンを使わせてくれて、
親切で、感謝です

Arezzo cathedrale 

Organo rinascimentale di Luca di Bernardino da Cortona (1534-36)
アレッツォは、街の管理がすごい、、!
Pietriという駐車場に停めると、カテドラルに上がるまでに、なんとエスカレーターがあり、、
あっという間にカテドラルまで。
カテドラルのミサに来ている人が多いわけです

これなら、外に住んでいる住民も簡単にカテドラルのミサに来れます



教会の中にある貴重はアートの写真です





