修復監査もできる知人がボローニャに来てくれたので、
一緒にいろいろオルガンチェックに回る❣️
ある久しぶりのオルガン(1枚目 S.Nicolo)と
私もはじめて見る新しいミニオルガン(2-4枚目 S. Maria Incoronata di Caprara)
San Nicoloのオルガンは、いちおう弾けるものの、あちこち直したら良い大きめ問題がちらほら。
小さいオルガンながら、パイプの音色は明らかに古いルネサンス風!!
モーターが露出しているので、これはカバーしないと(うるさい)って、知人が言ってました。
なんどか弾いたことありましたが、メンテされていないので、掃除もされておらず、弾くと指は真っ黒!笑
久しぶりに弾きました。
二つ目は、要修復。
モーターも無いし、ふいごは殆ど機能しておらず、殆ど鳴らない。
神父さんが言うには、100年くらい誰も触ってないとか?!
有名な研究者Mischiatiが作ったリストを確認すると、製作者不明の19世紀中頃としか書かれていないのですが、
今日内部を見てもらった感じでは、有名なボローニャの製作者らしい?!19世紀はじめの人です。
詳しくは、その友人が調べるようなので、新しい報告を楽しみに!
パイプに印があったり、
内部にある手書きの数字の書き方から、
誰が作ったか分かることもあるのだと😃
現在は、カトリックの教会ではなく、ギリシャ正教会の教会として使われていますが、
神父さんとお話するには、
この教会がどういう歴史を持っているのか、その書類が何も見つからずに分からないのだそう。
オルガンも、なぜ、ここに、どこから、いつから、何も不明だったので、
鑑定してもらって、嬉しそうでした♪
ボローニャは中心部だけでも、山のようにオルガンがあって、
やはり凄いです❣️❣️
(現状で弾けないものが多数あるのは残念ですが、カテドラルですら、歴史的オルガンは壊れたまま🥺)
修復しても、そのあとどうするの??どうやって使っていくの??
という課題が、実は一番大きいのだそうですが、
街中だけで、いろんなスタイルのオルガンが学べ、どこも近いので歩いて行けるという、、すごい環境なんじゃないかと思います。
何十台あるんでしょうねーーー
2台オルガンできる教会も、ぜんぶ修復したら、いくつあるでしょうね、
いま使えるのは聖ペトローニオだけですが、
聖ドメニコ、聖パオロ、聖ピエトロ、聖トニリタ、聖サルバトーレ、聖グレゴリオ、、まだありそうです。
il organo di
S. Nicolo
S. Maria Incoronata di Caprara
a Bologna