聖マルコ大聖堂の音響、先日のブログでも書いていましたが、
Youtubeで2014年の大きな記念イベントVespriの動画を発見しました!!
一つ目がオフィシャル
音声はかなり編集されている気がしますが、若手を使ったプロジェクトの様子、音楽家の配置図や、聖マルコの内部の様子、
指揮者の様子、よくわかります!
二つ目は、右のバルコニー内部から撮影されたもので、
動画の右端に、Callidoオルガンが写っています。
こちらの方が、音質的には、そのまま加工されていないので、分かりやすいかと。
はじめと最後に、2台オルガンの演奏があって、
いやいや、ひどい音質です。
右のオルガンはCallido(後期バロック)、左はモダンのオルガン、20世紀かもしれません、
が二つのチューニングが違うんですね。。モダンの方が低い気がしました。
なので、一緒に弾くと、合わない。
また、音質がかなり鋭いのは、壁がモザイク、つまりガラス材質であるせいでもないかと予想します。
そして、残響も、とても短い。
このときも、オルガニストは伸びた音を楽しむことなく、どんどん次に進んでいます、、
ボローニャの聖ペトローニオでは、こういう風にはならないです。
聖マルコは、豊かなヴェネチアの中でも、最重要な教会でしたが、
音楽を演奏するには、非常に厳しい環境ではないかと思われます。
このVespriでは、ソリストの歌い手はマイクを使っています。現代のミサは、どこもそんな感じですが、
昔は、マイクはないわけで、かなりの声量が必要だったのじゃないでしょうか。楽器も歌い手も。
指揮者は、メインの方が下に居て、それをコピーするサポートが、おそらく左右にそれぞれ2人、合計5人いるようです(動画には2人写っています)
ただ残響が短い分、音が混ざりあわず、音がクリアかもしれないので、
そうすると、複雑な音楽も、きれいに届く可能性があり、
そこは実際に聴いてみたいポイントです!
オルガンを弾くのに、聖マルコをイメージしたら、、残響がとても短いので、
オルガニストは、かなり速いテンポで弾くことになるんじゃないかと、、いやいや、大変です。
前回はかなわなった、聖マルコのバルコニー見学(もちろん通常、非公開エリアです)
なんと、教会にアポが取れたので、
バルコニーを見学に、またヴェネチアに行ってくる予定です。