トラエリのオルガン 1763 Traeri Agostino

Traeri organo near Budrie (Santa Maria in Strada)

トラエリのオルガンを見に行ってきました
街の中、ではなくて、通りにあるような教会、どこと言いずらいのですが、Budrieの近く、Santa Maria in Stradaの傍。
信者さんは沢山いる賑やかな教会です。
ボローニャ中心部に住んでいる知り合いの神父さんがいつもここまでミサのために来ているのだそうです。フランス語も教授でもあったらしい凄い神父さんです。

オルガンは、トラエリのオリジナルで残っている、と聞いていたのだけども、残念ながら、そうでもなく。
鍵盤は古くて、美しい、とても貴重です!!
でも、弾き心地はオリジナルとは思えない変な重さがあって、たぶん内部がオリジナルではないかと思われます。長く弾くには、ちょっと重い。細かな音符も難しい。これは良いビルダーが再度入れば直せるんじゃないかなーとは。

調律はミーントーンか、それに近くて良い感じですが(ラのフラットは使えない)、ルネサンスの音楽が弾けるかというと、音色は合わない感じです。マックは良い感じ、あとはバロックもの。フルート12の音色は後期バロック風かなと。臨時記号の多めな新しいガブリエルの曲は意外にいける気がしました、コンソールからのリピエノは耳にうるさくてすこし辛いですけど、遠くでは良いのかもしれません、ほとんどのパイプが古そうなものでとても良く見えましたが、音色がオリジナルかというと、違うような気がします。
Principale、ottava、XVくらいまでの調律はそれなりに良く、上の方はちょっとずれてました。
たまに見かけますが、コントラバスが常にペダルに入っているのは、やっぱり好きじゃないです、演奏の可能性がとても減ってしまいます。
それなりに、良いオルガンでした。
 
今回は、修復プロジェクトなどのマネージャーのお友達と一緒には来れなかったので、内部の技術的なことはよく分からず、弾いた感じからの見地ですが、すでにあちこち沢山のイタリアンオルガンを弾いているので、どんな曲がこの楽器に合うか弾くだけでもちょっとした鑑定です。神父さんたちはちょっとしたミニコンサートに喜んでくれました

 

教会内部の音響は、良くも悪くもなくって感じです。

 

バルコニーの奥行は余裕があって良い感じでした。狭いところもあるので。

 

あとで本で確認したところ、アゴスティーノ・トラエリのオルガン、1763年のもの、
オルガンビルダーのトラエリは、何人もいるのですが、その中でも、新しい方のビルダーでした。 
トラエリの最後の音色の質がすでに変わっていたとすると、これがオリジナルなのかな、、どうなんでしょう。
I went to play this organ which we heard it’s a very original Traeri organ before, but so sorry it’s not really original Traeri.
 
The Keyboard is old beautiful,maybe original !! ( C1 is maybe no, F1 too ) but too heavy to play, I expect the mechanic part inside is not original.
Tuning is meantone or close to it, La flat is not avaiable.but the sound is not suitable for renaissance music like Gabrieri and Merulo, Cavazzoni, also Frescobaldi is not much well. for Macque, Zipoli are well. Personally Intavolatura di motetti G Gabrieri seems well by some accidentals.
the sound of Flute XII seems to be late baroque. I don’t like the Contrabasso is always ON, the possibility is lesser,,they have to change it.
I feel the sound is not original Traeri totalliy,, but it’s good organ not so bad.
 
I checked the book later, it’s organ by Agostino Traeri in 1763.
Parr. Arcipretale Nativita di Maria ( S Maria in Strada )
ちなみに、Budrieの別の教会には、1788年の別のAgostino Traeri のオルガンもあるようです(ミスキアーティのボローニャのオルガンリストより)

 

あとで、修復プロジェクトのマネージやっている友人と話したら、
誰が修復したの?と。
私は、うといんですけど、これ、大事なことですね。
少し前に記事を書いたSanta Agataと同じ人でした。
あのオルガンも鍵盤びどかった、、この人が作った新しい鍵盤。。
鍵盤が奏者にとって、大事だと分かっていないんだろうかと、怒りたくなるくらいです。。
いまの時代、別に花形って言えるわけじゃないオルガンビルダー、素晴らしいアーティストはほんのちょっとしか居ない。
ほかは、とりあえず仕事したって感じで、
先日も、プラスティックを多用してあって、マネージャーが見て、がっかり。。
なんて話も聞きました。
マネージャーは、政府からの認定を持っている人なのですが、古株には評判の悪い人もいたり、要はただ権力を持っていたいだけで、オルガンの管理や状態になんて興味ないような管理の仕方に、たびたび困ります。
この鍵盤も、鍵盤自体は、すばらしい古い木材で、良い触り心地、
まともな修復が再度入ったら、良くなるんじゃないかと思います。

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